カフェフルールが出来るまで

畑の天使からのメッセージ
1 シティガールが北軽井沢へ突然の移住 日付2001/09/12
2 カフェフルールが出来るまで  日付2001/09/12
3 メニューが決まるまで   日付2001/09/12
4 畑仕事をしている時に聞こえてくる天使たちの声 日付2001/09/14
5 畑の天使たちからのメッセージ 日付2001/11/01

 



1.シティーガールが北軽井沢へ突然の移住


1995年夏。3ヶ月前に82歳の母が亡くなって一人になった私は、前から誘われていたけれどなかなか行けなかった北軽井沢の友達の別荘に2泊3日で出かけました。そこは昔若かった頃夫と二人で小さな山荘を作り、毎年子ども達と夏を過ごした思い出深い場所でした。
しかし離婚を境に私は心から愛してやまなかった北軽井沢に二度と来ることは出来なくなったのです。
それは17年ぶりの訪問でした。
車を降りたとたんの懐かしい樹木の香り!
それは初恋の人との再会にも似たときめきでした。
その時私の気付かないどこかのスイッチがオンになったのだと思います。
翌日、町に用事のある友人の車の助手席に乗って外の景色を眺めていた私の目に「売り地」の張り紙が飛び込んできました。(いつもならサーッと走り去ってしまう道路がその日に限って渋滞していたのです)
それは私でも手の届きそうなとても安い値段の土地でした。興味を持った私は通りすがりの不動産屋さんの前で車をとめてもらい、それがどこなのかを尋ねました。
不動産屋さんは親切に地図を広げて説明してくれましたが、それは別荘地とは程遠い場所でしかも湿地とのこと。
お礼を言って店を出ようとすると
「土地をさがしているんですか?」とご主人の声。
「いえ、別にそういうわけでは・・・」
「もしお時間があれば、あれほど安くはありませんが、この辺りにも手頃な土地がありますからご覧になりませんか」
どうせヒマな身、冷やかしてみようかと友人と二人でご主人の車へ。
何箇所か見せてもらったけれど別にどうということもなく戻ろうとした時、ご主人が「そうだ、もう一箇所あります」と言って案内してくれたのが、旧軽井沢の三笠の辺りによく似たからまつ林。その前に立った瞬間、強烈なインスピレーションが来ました。
値段を聞くと私が持っていた貯金の全額とピッタリ同じ。その時第二のスイッチが、今度は音を立ててカッチリと入ったのです。
「私、この土地を買います」
「エッ?!ちょ、ちょっと待って。大根買うみたいに決めないでよ」と友人。
不動産屋さんもビックリしたようです。
「ここならオーナーズビラがまわりに沢山ありますから喫茶店も出来ますよ」の声に思い出しました。以前喫茶店をやりたくて設計図まで出来ていたのに事情があってやむなく中止したことを。それが不完全燃焼していたのでしょう。
「じゃ、喫茶店もやります。ここに引っ越してきますよ」
私の人生が思いがけない方向に大きく変わった瞬間でした。
2001/09/12

 


2.カフェフルールが出来るまで


さて、土地は買ったものの家を建てるお金は一銭もありません。でも借りることが出来たのです。
8ヵ月後自宅と店が一体になった可愛らしい家が出来上がりました。四方にあるどの窓からも豊かな緑が見え、家中に風が流れるとても気持ちの良い家です。
何も調べずに買った土地なのに、住んでみると全てOKであることが分かりました。まわりには結構湿地が多いのにここは乾いています。
夜は真っ暗を覚悟していたのにうちの横の通りだけは外灯が並んでいて、お陰でうちの庭は夜通しほんのりと明るいのです。
テレビも普通は2局ぐらいしか映らないのにうちは東京のチャンネルがそっくりそのまま見られます。(その後冬になった時素晴らしく日当たりが良いこと、林に守られて風が全く吹かないのでとても過ごしやすいことが分かりました)
店の名前はすぐに決まりました。「フルール」はフランス語で花と言う意味。前の年に亡くなった母の名前は「花」。そう、母への感謝の気持ちをこめてつけた店名です。ところが、後で知ったのですが、パリに同じ名前の有名な古いカフェがあるとのこと。知らないものの強みですね。パリの「カフェフルール」さん、ごめんなさい。
2001/09/12

 


3.メニューが決まるまで


さあ、次はメニューです。
先ずいつも自分が飲んでいる有機栽培のコーヒーや無農薬の紅茶を出そうと思いました。その前年まで横浜市の栄区で自然食品の店をやっていたので、その時扱っていた食材や調味料を使ったもの、そして食事は玄米と決めていました。雑穀を入れて圧力釜で30分で美味しく炊く方法を知っていましたので。
ところが友人に「長岡式酵素玄米でないならやめたほうがいい」と言われ、やっぱりそうか、と思い開店直前に急遽東京まで講習を受けに行きました。
酵素玄米のことは以前から知っていましたが、炊くのが大変そうなのと道具を揃えるのにお金がかかるのでずっと躊躇していたのです。
でもそれは正解でした。皆さんが「これほんとに玄米?」と驚くほど、これまでの玄米のイメージを一新する柔らかさ、美味しさだからです。
どんなおかずでどんなレイアウトにするかは食器を買いに行った時にすぐイメージが浮かびました。お客さんからはセンスが良いと良くほめられます。
近くの農家から畑を借りて無農薬の野菜を作りそれを調理していますが、美味しいと言われるのは何よりの喜び。手間ひまだけはかけて心を込めて作っています。
2001/09/12

 


4.畑仕事をしているときに聞こえてくる天使たちの声

前から興味はあったけれど、都会育ちの私にとって畑仕事は全くの初めて。
見よう見まねで始めたのですが、これが実に面白いのです。
フィンドホーン共同体の創立者の一人ドロシー・マクリーンは「畑の妖精が教えてくれた」と本に書いていますが全くその通り。次に何をしたらよいか自然に分かってしまうのです。素人が失敗するのは肥料と水のやり過ぎと聞いていたので、私は毎日いそいそと野菜たちに会いに出かけてやさしいまなざしを送るだけ。あとは雨とお日様にお任せです。私が行くと野菜たちは大喜びで迎えてくれます。
「畑には哲学がある」。それが真っ先に感じたこと。沢山のことを畑から学びました。
畑を耕すのは人間ですが、畑は人の心を耕してくれます。
雑草を抜いたり実を摘んだりしている時は頭の中がカラッポになり野菜たちの声が心の奥に響いて来ます。
嬉しくなって無言のまま語りかけると、野菜たちも喜んで応えてくれます。
私の至福のひとときです。
そして時には別の所からとてもいい言葉が浮かび上がって来ます。
それはシンプルなのに永遠の真理。
とても私のノーミソが考え出した言葉とは思えません。
私はそれを勝手に「畑の天使からのメッセージ」と呼んでいます。
一緒に聞いてくださいますか?
2001/09/14

 

 


5.畑の天使からのメッセージ


★自分で自分だと思っている自分は本当の自分ではありません。本当の自分は、自分では認識出来ない領域に存在しています。その領域は誰の中にもありますが、その扉のありかにみんななかなか気付きません。
その扉を開け、真の自分に気付き、それを感じ常に共にあることで得られるもの、それは心の平安です。
どんな嵐が来ようと大波にもまれようと、びくともしない安定した心の平安です。

★真の自分の声に耳を澄まし、その声に素直に従って行動したとき全てはスムーズに実行されます。必要な人、モノ、お金、情報が必要な時に必要なだけ与えられます。だから何も心配はいりません。真実の自分の声を信じなさい。

★真の自分とは永遠に不滅のたましいであり、全知全能であり、「神」と呼ばれる領域に存在します。

★自分で自分を愛せるようになったら誰からの愛も必要ではなくなりますが、誰もが愛してくれるようになります。そして誰をも愛せるようになります。

★自分の全てを許し受け入れた時、人の全てを許し受け入れることが出来るようになります。

★人を愛し受け入れることと依存させることは違います。

★祈りとお願いとは違います。祈りとは宇宙に降参することです。宇宙に対して無力になること、それがゆだねるということです。

★宇宙のモノサシと人の世のモノサシとはまるで違います。時には正反対のこともあります。

★人生で起きること、過ぎてしまえば全て良きことです。

★宇宙の法則に沿って生きる時、その人は美しいオーラに包まれ真の幸福を味わいます。それは責任や義務や社会の規範だけで生きていたのでは味わえないものです。

★本を読むことは大切ですが、そこで得た知識を実生活で生かさなくては何もなりません。知識は世のため人のために用いて初めて智慧となります。智慧は自己を育て豊かにする肥料です。

★mindだけが肥大してheartが縮んだままではspiritは上昇しません。
2001/11/01