2006年12月に89歳で亡くなったアイリーン・キャディが遺したガイダンスの一つに「生きているとは動き、変わり、成長すること」という言葉がある。どこで目にしたのか思い出せないが、手帳に書き留めてあった。

 アイリーンは「日常生活」をとても重んじる人だった。
「心の扉を開く」(日本教文社)にも「いくら知識があっても学んでも、それを日常生活で生かさなければ何もなりません」という言葉が繰り返し出て来る。
変わるのにも成長するのにも努力はいらない。頑張ることも一生懸命になる必要もない。きっかけは「気づき」だけだから。
でもそのためにはじっとしていたのではだめで「動く」必要がある。そしてそれには決断と努力と勇気が必要だ。その結果、いつの間にか変容している自分に気づき、以前にくらべて成長していることを発見するのではないだろうか。

変容は一晩で起きることもある。本の中の一節、誰かのひとこと、何かの体験、トランスフォーメーションゲームで引いたカードの言葉など、「動いた」ことで得られた気づきが人を変えるのだと思う。変容が起きれば人間関係も人生も変わる。
それは必ず成長の方向へ変わるのであって、決して後退はしない、と私は信じている。宇宙の法則はそうなっていると思うから。

しかし、中には動きたくても動けない重度の障害や病気を持った人もいる。そういう方たちはきっと存在するだけでお世話をする人に仕事やお世話をする喜びや癒しや優しさを与え、その人の変容と成長を助けてくれているのではないだろうか。
それもひとつの「生き方」ですよね、アイリーンさん?