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Date:9月 16, 2014

(44)フィンドホーンとの出会い

北スコットランドの北海に面した小さな村フィンドホーンに1960年代の初め自然発生的に生まれたコミュニティーFindhorn Foundationは今はNGOとしてだけではなく、世界でいちばん古いエコビレッジとしても知られるようになりましたが、私がその存在を知ったのは1995年に出版された「フィンドホーンの花」(原題Flight to Freedaom 日本教文社 山川紘矢・亜希子訳)を読んだのがきっかけでした。

それはコミュニティーの創立者の一人アイリーン・キャディーの人生を綴ったものでしたが、その内容にいたく感銘を受けたのです。そしてコミュニティーが出来上がって行く様子に心が躍り、その中に書かれているユニバーサルホールとかコミュニティーセンターとかいう建物にこの手で触ってみたい、巨大なキャベツやカボチャが実り、そこから有名になって行ったオリジナルガーデンもこの目で見てみたいと思うようになり、いつかは実際にその地に立ちたいと思うようになったのです。

しかし当時は新しい土地での暮らしに移行する時期で、翌年は引っ越し、お店の開店とそれどころではない状況でした。大体その場所へどうやって行くのかもわからない状態だったのです。するとたまたまお店にいらしたお客さんから寺山心一翁さんが「フィンドホーンへの誘い」という本を出版されたという話を聞きました。寺山さんは末期がんが自然消滅したことで有名な方で、講演会にも行ったことがありましたからさっそくその本を購入しました。そして彼がフィンドホーンへの通訳付きのツアーをなさっていることも聞いていたので、本を手にするとまだ本文も読まない先に巻末にあった寺山オフィスの電話番号に電話をかけました。すると今は彼ではなく別の方がツアーをしているとのこと。それが翌年の2月にあると聞き、冬ならお店が休みの時なので行ける、と直感で決め、すぐに申し込みをしました。

そして忘れもしない2000年の2月に初めてフィンドホーンの地を踏んだのです。

成田空港で初めて顔を合わせた面々は16名。男性3名女性13名、ほかにロンドン在住で現地参加の女性が1名で合計17人のグループです。チェックインの列で私の後ろに並んでいて最初に声をかけてくれた逗子のMさんとはその後大親友になり、今でもそのお付き合いは続いています。何とこの17人のうちイノシシ年が6人もいました。Mさんとやはりその後ずっと仲良くしている九州のMちゃんは当時50代で二人ともイノシシ。ほかにも20代、30代、40代といて私が最年長の60代イノシシでした。Mちゃんはお姉さんと、ほかに母娘さんで参加の方もいましたが他は全員一人参加でした。

1週間の「体験週間」(Experience Week)の日々は毎日が密度の高い内容でダンスあり、歌あり、ゲームあり、毎晩のシェアリング、ビーチへの散歩、森の中での自由時間、ほかの国から来ている人たちと一緒の毎日の作業、瞑想、アイリーンとの出会いなど、ワクワクし通しの1週間でした。ここなら安心して自分の全てをさらけ出せる、何を言っても批判とかされずに受け入れてもらえるという安心感、つまりはここのテーマである「無条件の愛」に満ち溢れた場所であることが誰に言われなくても感じられる所でした。

そしてひょんなことから、翌年最年少のイノシシでロンドンから参加のM子さんと二人で翌年、大胆にもこのツアーのオーガナイズをすることになったのです。